2015年12月04日

Vol.63 「うちの なまくらさん」

ポール・ジェラティ 作
せなあいこ 訳
評論社

前回に続いて
もう一匹のおりこうな
ねこのおはなし

いつだって
ごろごろしてるから
「ごろすけ」という名のねこ

わたしたちが いつみても
のらくら ねてばかり
だから ごろすけ って
よばれてるのよ

でも どんなねこにも
秘密があるんですって

みんなには なまくらさんと
思わせておいて

実は裏で大活躍のごろすけなのです

犬にいじめられている
子猫を助けたり

泥棒から家を守ったり

ネズミ捕りにかからないように
ねずみを救ったり

小鳥やリスにもやさしい

でも蛇や獰猛な鳥には
果敢に立ち向かう
ヒーローなのです

なんて素敵な
なまくらさん

コウイウヒトニ
ワタシハナリタイ





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2015年11月27日

Vol.62 「おりこう ねこ」

ピーター・コリントン 作・絵
いずむら まり 訳
徳間書店

ねこのシマシマは
まいにち ずーっと
まって まって まっていました
飼い主のフォードさんたちは
みんないそがしくて
シマシマにごはんをくれるひまもないのです

ある日シマシマは
もう待つのがいやになり
自分でキャットフードをあけて
たべはじめました

「こんなにおりこうだったなんて!」

フォードさんたちはびっくり

それからシマシマの暮らしは
すっかり変わりました

でも
おりこうになるということは
楽しいことばかりじゃないのが
次第にわかってきて・・・

自分でキャットフードをあけて
食べるねこと
昼間から日なたでいねむりしてるねこ
ほんとうにおりこうなのは
どっちなんでしょう・・・?

シマシマは本当におりこうです
今回のことでとても学びました

ミーナもこうして
失敗を繰りかえしながら
いろんなことを学んでいくのでしょう
自分でやってみて
選択していくのがいちばん
ワタシが先回りしてしまって
橋をかけておくと
そのことにきづかないまま
大きくなってから
大きな川に落ちるかも
大ケガをするかも

もうきっとシマシマは
どんなに待ちくたびれても
自分でキャットフードをあけて
食べたりはしないでしょう

おりこうなねこは
シマシマのほかにも
いっぱいいます
ほら きっとそこにも




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2015年11月20日

Vol.61 「パパと ママの たからもの」

サム・マクブラットニィ ぶん
アニタ・ジェラーム え
小川 仁央 やく
評論社

三匹のこぐまたちの
パパとママは
寝るときにいつも
「おやすみ、世界でいちばん
かわいいこどもたち」と
いってくれます

でもあるひ
こぐまたちは知りたくなりました
パパとママは
いったい誰が「一番」かわいいんだろう
みんなが一番には
なれないもの
そこで・・・

きいてみます

パパとママの答えは・・・

不思議に思って当たり前ですよね
一番はひとつしかないと
思っていれば

たしかにワタシも子供のとき不安でした

自分が親になってみて
わかったことは
やはりどの子も”いちばん かわいい”
ということ

(我が家はひとりっこなので
断言していいのかどうか
わからないけど たぶんそう)

ワタシはきょうだいが多かったので
なんとかして親にこっちを向いてもらいたくて
お手伝いをしたり ヘマをやったり
そんなことが
懐かしく思い出されます

この こぐまたちみたいに
はっきりと口に出して
両親にたずねてみればよかった
そうすれば今になってこんな風に
悩まなくてすんだのかもしれないのに

ミーナは 寝るときに よく聞いてきます
「ママが世界でいちばん
だいすきな ひとはだれ?」
「あのね パパにはナイショなんだけど・・・
じつは ミーナよ」
それを聞いて満面の笑みで
うれしそうに抱きついてくるうちは
まだ大丈夫・・・かな?
ママを好きでいてくれるかな?
(ちなみに ミーナも1番がママで
パパは2番だそう・・・ホッ)




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2015年11月13日

Vol.60 「15ひきのおしかけねこ」

さく ガブリエル・バンサン
やく いまえ よしとも
BL出版

今まで手乗り文鳥は飼っていたけれど
猫と暮らすのは生まれて初めて

どんなことになるのかと
ちょっとドキドキしていたが

なんだか癒されている自分に気づいた

この本は
”世話人”を亡くした猫たちが
おじいさんと付き合っていく
その過程が
「饒舌な」デッサンによって語られてゆく
・・・文章はとてもシンプル

いまキーボードを打つワタシの隣で
リラックスして伸びきっている猫

キッチンでご飯の支度をしている足元に
じっと座って寄り添っている猫
(しょっちゅう邪魔して怒られているけど)

この本に出てくる猫たちは
みんな違う表情で
個性にあふれていて
いくら見ても見飽きない

猫の視線はとても素直だ

あんなふうに見つめられたら
誰だって何とかしてやりたいと
思わせてしまう”眼力”がある

・・・ああせっかくリラックスしていたのに
ムスメが猫いびりをはじめた

やきもち焼きのムスメも
抱っこしてやらにゃあ・・・






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2015年11月07日

Vol.59 「オオカミと石のスープ」

アナイス・ヴォージュラード 作・絵
平岡 敦 訳
徳間書店

なんとも目つきが悪く
何かが入った白い大きな袋を背負った
オオカミの姿が表紙です

Vol.58[「めんどりのルイーズ」に続いて
またまためんどりの登場です
めんどりって気のいいキャラクターが
多いような気がしませんか?

このおはなしのめんどりも
なんとオオカミを
家の中に入れてしまいます
本物のオオカミを見たことがなかったし
「石のスープ」ってどんな味なのか
どうしても知りたくなったから

大きな鍋に石と水を入れて
(めんどりはセロリも入れようといいます)
ぐつぐつ煮ていると
トントン!
誰かがドアをたたきます

村のみんなが
みんなは
オオカミを家に入れためんどりが心配で
次々に集まってきます
石のスープを作っていると聞いて
カブやらキャベツやら
いろんな野菜を持ち寄ります

出来上がったスープをみんなで試食
3バイもおかわりをしました

そしてオオカミは
石がまだ煮えてないから
これはもって帰ります、と
村を出て行きました

次は別の村の七面鳥のおうちへ?

無邪気な村の動物たちと
悪者になりきれない
弱気なオオカミが
テーブルをともにしている
シーンが秀逸

都会では
こうはいかないかも・・・?





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